Report
活動報告

真に「グローバルスタンダード」を作れる国へ – 知的財産戦略調査会で提言

更新日時:2025.05.28

真に「グローバルスタンダード」を作れる国へ。

先日、自民党の知的財産戦略調査会の提言を石破総理へ申し入れました。私は、国際標準化小委員会の事務局次長として、国際標準の戦略的な活用を求める提言のとりまとめに関わりました。 日本の優れた技術が世界で普及するためには、ある分野でその技術を使うことが世界的なスタンダードであることを認める「国際標準」を作ることが有力な手段となります。

また、このような標準を活用したり、標準を認証する体制を国内で整備したりすることは、日本の重要な技術情報の海外への流出や、危ない製品の日本への流入を防ぐという経済安全保障的な観点からも重要になってきます。 そうであるにもかかわらず、日本は、欧米や中国に比べて、国際標準を十分に活用できているとは言えない状況にあります。

そこで、提言においては例えば以下の点を訴えました。 ・国家標準戦略を定めてその実施体制を整えること ・産業界に国際標準や国際ルール形成が経営戦略の重要なツールであるとの意識改革を徹底して頂くこと ・国においても国際標準を産業政策のツールとして認識したうえで、必要があれば産業界をまとめて標準作りをリードしたり、政府調達や補助金交付の場面で国際標準への合致を条件としたりすること ・標準の認証機関・試験機関を強化すること ・標準化人材を育成すること ルールメイキング力を高めることによる日本の国際競争力の強化は、この提言をどこまで実行に移せるかにかかっています。

提言を出して終わりではありません。むしろ、ここからが本当の勝負です。
引き続きこの分野に強い思いを持って関わり続けてまいります。

根本拓 後援会
ご入会・ご紹介のお願い

根本拓後援会では、より良い福島を目指すため共に活動していただける方を募集しております。
ご入会を希望される方はメールフォームまたはFAXにてお申し込みください。

※ご記入いただきました個人情報につきましては、当後援会活動以外に使用することはございません。