台湾訪問 – 重要なパートナーである台湾との関係強化へ

5日間、朝から晩までスケジュールが詰まった台湾出張でした。
頼清徳総統をはじめ、台湾政府のリーダー、各党党首、主要都市の市長、若手政治家、経済界のキーパーソンと次々に会談。
できる限り時間をともにすることで信頼関係を築き、安全保障や経済面での連携について突っ込んだ議論を行いました。 災害発生時、国境を越える巨額投資、そして有事の際など重要な局面で最後にものをいうのは、お互いの国・地域の政治家と政治家、政治家と経済界の信頼関係です。 今回一緒に訪問した中曽根康隆青年局長、平沼正二郎・神谷政幸・福田かおる各議員とともに、今回の成果を日本に還元し、重要なパートナーである台湾との関係を今後も強化していきます。

今回の台湾訪問においては、福島のことも強く意識しながら会談に臨みました。 台湾の方々からは、震災直後から復興に向けて、格別の支援をいただいてきました。 また昨年9月、台湾は長らく講じていた福島県ほか5県産の食品についての輸入規制を、大幅に緩和しました。
一方で、現状ではこれら5県産の食品の輸入に際して、依然として放射性物質の検査報告書の添付が求められており、これらの食品の台湾への輸出の実質的な障害になっています。 このたび、台湾の政府要人との会談の場で、私は復興支援や規制緩和への心からの感謝の意を伝えたうえで、輸入制限を完全に撤廃していただくよう、率直に要請しました。 これに対し台湾側からは、規制の完全撤廃に向けて取り組みを進め、問題を解決していくとの力強いコミットメントがありました。
これが、このたびの訪問のひとつの成果です。 さらに、国際交流に積極的な市長には、台湾と福島空港が直行便で結ばれていることを踏まえ、福島県内の各都市との提携を含む交流の活発化を提案しました。 そのために役に立てることがあれば、何でもやるとお伝えしています。 海外出張は、単なる握手や記念写真撮影のためのものではありません。
有事に備えて政治家同士の信頼関係を強化し、必要なことは率直に伝えていく。 それが、政治家が果たすべき役割だと思っています。
 
 









