Report
活動報告

農林水産委員会での質疑 – 森林経営管理法改正案

更新日時:2025.04.11

「ここは国会ではなく法廷かと思った」
「委員長!ではなく、裁判長!と言い出すのではないかと思った」

4/10(木)の農林水産委員会の質問は、同僚議員の方からそのように言われるくらい白熱した議論をさせて頂きました。
今回は森林の管理のあり方がテーマでしたが、弁護士としての観点から今回の森林経営管理法の改正案を見たとき、「もっと法律上できることがあるのではないか?」と思って色々と指摘させて頂きました。 共有林について、これまでその管理を市町村に委ねるには共有者の全員同意が必要だったところ、今回の森林管理法改正によって、間伐や保育については、共有者の持分の過半数の同意でできることになりました。

一方で、今回の改正でも主伐(本格的な伐採)まではできないことになっているため、市町村が管理する一定の区域の森林をまとめて主伐しようとしても、一部の共有林について間伐までしかできず、管理に非効率が生じてしまいます。
そこで、私としては、民法の規定を使えば、共有者の持分の過半数の同意で主伐や再造林ができるはずだと指摘しました。 政府からも、状況によっては民法を根拠として過半数同意で主伐までできる場合もあると考えられ、今後、どのような場合に主伐が許されるかを整理するとの前向きな答弁をいただきました。

私の地元の福島にも豊かな森林があります。 大切なのは、木を植えて、伐採して、再造林するというプロセスによってサステナブルな管理を行い、日本の大事な資源である森林のポテンシャルを最大限活用することです。 今回の質問では、政府が気付いてない観点を提示し、森林管理の可能性を少しだけ広げられたかと思います。

これからもこのような質問ができるように、弁護士としての経験も活かしながら、日々研鑽を積み重ねてまいります。

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